ポンのmemo

ダズル迷彩バイクに乗って、あちらこちらへフラついてます。バイクとか遺跡とか猫とかいろんなことについて書いています。

20150902 くじらとりについて

こんにちは、ポンです。
 
あたくしこうみえて大学院生なのです。
 
日本の捕鯨 基地だった地域が捕鯨の廃業によって土地の利用がどう変化したか、また、捕鯨廃業後の捕鯨副産業の変化をテーマに博士論文を書いています。(全然はかどってない)
最近はフィールドワークのプログラムを組むなど、地理教育に興味があって、鯨には全く手をつけていない状態…
専門選択、いまならまだ間に合うかしら…
 
鯨についてやるとなってもう4年目になります。が、捕鯨について全然知らない側面があったのだなと思い、備忘も兼ねて記事を書くことにしました。
 
 
※あくまでもわたしの主観的な考えですのであしからず!
 

 

 
今度下関へ調査に行くので、急ぎ調査項目を作成していたところでふと見つけたまとめ。
調査のアポとるのも忘れて(!)読みふけってしまいました。
 
でも、これで何を調べるかが多少変わってきました。
近代捕鯨のことがよくまとめてあったので、おさらいになってよかったです。
(まだ知らないことばっかり…勉強しなきゃなぁ)
 
 
近代捕鯨のまとめ

workingnews.blog117.fc2.com

 

workingnews.blog117.fc2.com

近代捕鯨の流れがわかりやすくまとめてあります
結構長いけど、近代捕鯨のことが少しわかるかな?
 
 
 
 
そして上のやる夫のスレの「情報の補完」を行ったものがこちら
番外編
 
ただ、判断するのは読む人です。
どちらが正しいはいいません。
「自分はどんな根拠があるから、こう思うんだ!」っていうのを調べて考えてまとめるのが大事なんだと思います。
 
ではいきます…
 
 

わたしは小規模捕鯨賛成派

 
研究者としては中庸の立場を保たなければいけませんが、
わたし個人としては、小規模な捕鯨を行って、多額の補助金が無くても経営できるなら沿岸捕鯨をやっていいと思います。その地域が伝統的におこなってきた漁業、ということで生活のため、生きるために捕鯨を行うことは、許されるべきだと思います。
 
しかしすでに「生きるため」の捕鯨は必要ない社会となってしまいました。
 
文化財と同じだと思うのですが、廃れゆく文化があるのは事実です。
何もなくなってしまえば、何も分からなくなる。
だからきちんと記録を残しておく必要があると思います。
 
余談ですが、捕鯨を続ける理由で
「もし戦争になって食料が自給できなくなったら、鯨が貴重なタンパク源となる!」
ということを耳にしたことがあります。
この理由は捕鯨存続の理由になるとは思えません。なにより食料輸入がストップするような事態になった時って、とても捕鯨が行える状況ではないと思います。。
 
技術継承のため、捕鯨のノウハウを知る漁師がいてもいいのではないかと思うので、小規模な(捕鯨も含む)漁業が行える体制になればいいなと考えます。
 
 
 
 

科学的な調査への不信感

 
このブログを読んで、「なるほど」と思いました。
このブログの中に出てくるこちらの記事

thediplomat.com

タイトルは「日本 鯨を食わせてやれ」
 
その中で、調査捕鯨国営企業だと言われています。うむ、なるほど。
 
結局、鯨類研究所は水産庁天下り先、そう考えるといろいろ合点が行くんです…
 
鯨類研究所の存続には、調査捕鯨が必要。
調査捕鯨の存続には、「捕鯨が日本の伝統」という世の中の認識が必要。
調査捕鯨は合法で科学的な調査であることをアピールし、それを邪魔するシーシェパードは悪者である、という情報が必要。
 
「調査捕鯨は合法です、科学的な根拠のため研究のために必要なのです!」
過去を蒸し返すのはどうかなとは思いますが、シエラ号事件についてお咎めなしとした鯨類研究所や日本政府にはちょっと賛同しかねます。
 
*シエラ号事件…ご存じない方は「捕鯨 シエラ号」でググってください。簡単に言うと、60's~70'sにかけて違法な捕鯨を繰り返していた海賊捕鯨船を、シーシェパードが撃沈したという事件です。そこでとれた鯨肉は日本に密輸されていたそうです。日本もこの海賊捕鯨と関係していたのです。
暴力で解決するという考え方もどうかと思いますが…シエラ号事件に関しては海賊同士の喧嘩。乱暴すぎるなという印象。
 
シエラ号では捕獲が禁じられている座頭鯨や母鯨、子鯨など、鯨を見つけたら手当たり次第に捕獲していたといいます。事件をきっかけに、明るみに出たことに対し、鯨類研究所は何もしなかったのか…?国際法を侵しているのを見過ごした日本政府って…?しかも今ではこの事件について知ってる人すら少ないはず。
 
これまで真面目に生態調査を行っている研究機関だと信じていましたが、それもちょっと怪しくなってきました。
鯨類研究所、日本捕鯨協会のHPでは、わかりやすい言葉で捕鯨の必要性を解いてあります。わたしは、それに違和感をもったのですが、利権がかかっていると考えると納得できます。
 
 
 

研究者として

 
最後に今回感じたことをまとめます。
 
鯨、好きです。海棲動物で一番好きなのはシャチです。
 
その生態や生息状況について、調査を行うことは悪いことだとは思いません。
 
調査捕鯨では、子どもの鯨やお母さん鯨を捉えることは禁止されており、不正を防止するために監視する人が一緒に乗船します。
しかし、その監視員すらグルで、不正行為がある現実に目を瞑り、記録をちょろまかすということがまかり通っているとしたら…
研究者として恥ずかしいと思わないのか。
憤りを感じます。
 
 
 
ああ世の中お金なんだ
 
 
そりゃ生きていくためにお金はいります。
でも…あんまりだと思いませんか…
 
これでいいんですか…
自分たちさえよければ…他の動物はどうなっても…いいんですか…
 
これが 世の中なのですか…
 
わかってたつもりでも、呆れてしまいます。
どうすれば腐った体制が変わっていけるのか。
 
 
 
そして本当に鯨のことを思って尽力している研究者もいるはずです。
誰の目にも明らかな貢献ができるかもわからない。
でも自分にできることを、信念を持って取り組む人が、正当に評価されるべきです。
 
世のため人のため、役に立てるよう努力する。
 
一人一人がそういう気概を持って、社会に貢献できる世の中、どうすればなるのだろうか。
日本人として誇りを持てる社会を作っていかないといけない。
坂本龍馬さんが、今の日本をみたらどう思うだろうか…
 
大学の教育を通し、今まで得たものを社会に還元したい。
学生が考えるきっかけになる授業をしたい。
 
 
うーん…
今日でいろんなことを知って、ちょっと混乱してます。
ショックをうけました…
情報の根拠も確認してないし、書いてあるものを読んだだけなので、
まだどうにもわかりませんが、非常にショッキングでした。
 
でも、この政府と捕鯨の癒着話のソースのほとんどが、
原剛(1987)『ザ・クジラ』文眞堂
という書籍からということもあって、そこもどうなのかなと…
日本における捕鯨の違法操業について詳しく書かれた本がこの1冊しかないっていうのもおかしな話です。筆者が新聞記者っていうのも引っかかる
 
もっと冷静に考えないと
 
すっきりしません
でも、いろんな考え方に触れられたのでよかったと思います。
 
それにしても文章書く仕事したいという割に考えをまとめるのが下手…頑張ろう
 
まだいろいろ思うところはあるけど、今日は終わります。
 
 
ではまた
 
 
 
ポン